バスケ留学についてよくある誤解

“バスケ留学”
皆さんはこの言葉を聞いてどんなことをイメージしますか?
・河村勇輝選手や八村塁選手など日本の高校バスケットボール界でトップに君臨する人にしか達成できないこと
・元々英語が話せる帰国子女やお金持ちの人にしか出来ないこと
・平凡に日本で高校まで過ごしてきた自分たちには関係のないこと
興味はあっても、そんなふうにどこか自分には関係のないこと、出来ないこと、と調べる前から諦めたり、選択肢から省いてしまっている部分はありませんか?
バスケ留学に関するよくある誤解
バスケ留学に関してよく聞くのは以下のような“誤解”です
① バスケ強豪校の人じゃないと通用しない(むしろそうした人ですら通用しないこともある)
② 英語が話せないといけない
③ お金持ちじゃないといけない
④ バスケに真剣に打ち込んでいる人しかいけないし、もっと現実的に進路を考えないといけない
どうでしょうか?皆さんはこんなイメージを持っていないですか?
バスケ留学のほんと
上記の“誤解”を紐解くと以下になります。
① バスケ強豪校の人じゃないと通用しない(むしろそうした人ですら通用しないこともある)
→ 選手ならそうです。でもスタッフを目指すならむしろ強豪校にいるより普通の進学校にいる方が有効な場合があります。日本の強豪校の場合、「スポーツ特進コース」など午後の授業の代わりに部活動が認められている学校も多くあります。そう言ったところでは本当に多くの時間をバスケットの活動に費やすわけですが、一方で公立の進学校などでは6時間授業や補習で午後4時〜5時まで勉強が続くところもあります。勉学が非常に重要視される米国の大学において、日本のいわゆるバスケット強豪校で良い成績を取っていても英語力が圧倒的に足りずに進学できなかったり、入学してから勉強についていけない、というケースが多くあるのも事実です。むしろ偏差値が50後半の進学校から留学して成功している人の割合の方が多く感じる部分もあります。
② 英語が話せないといけない
→ 高校卒業後に渡米して英語を学ぶ例は本当にたくさんあります。自分自身もそうでしたし、自分の周りにもたくさんの人が18歳まで外国に行ったことがなく、学校の英語の成績も普通なのに、流暢に英語を話をしたりBリーグなどで通訳を務めている人が本当に多くいます。
③ お金持ちじゃないといけない
→ 昨今の円安は確かに留学を難しくしている部分はあります。ですが「国内の大学進学に比べて絶対に高いし、絶対に無理」というわけでもないのです。色々な方法があるし、場合によっては国内の大学進学よりも費用が安くなることもあります。例えば自分は年間寮費・食費・授業料が込みで1年で約8,000ドルでした。当時1ドル85円という奇跡の時代だったので、1年間でたったの68万円。仮に今の相場(1ドル135円に換算)でも108万円です。これだとどうでしょうか?イメージよりも遥かに安いのではないでしょうか?
④ バスケに真剣に打ち込んでいる人しかいけないし、もっと現実的に進路を考えないといけない
→ アメリカの大学は本当の意味で文武両道です。規定の成績を残さないと部活動は出来ないですし、日本の大学でよくある“代返”(授業を欠席して他の人に代わりに出席簿に記録を残してもらい出席したことにする)ことや先輩や友達のレポートを名前を変えて提出することなどは“Plagiarism”(盗作・偽筆)として一発で退学処分を課されることもあります。また教科書に書いている答えを覚えるだけではなく、何についても“自分自身の意見”を求められます。その表現も事実や引用に基づいたペーパーやエッセイの書き方、身振り手振りやプレゼン資料も駆使した口頭でのプレゼンテーション方法などの授業もありますし、これらを全て“英語”という外国語でこなさないといけません。海外に友人もたくさん出来ます。日本企業の留学経験者に対する需要は大きいですし、「バスケット」と「勉強」の2択ではなく、多くの経験や人脈を体験出来る留学はむしろ“バスケ留学”とは言えず、人生を豊かにしえるものだと思います。
「バスケ留学」に関する誤解を解き、多くの人に選択肢として考えてもらいたい
自分は長年中高生の進路相談を立場上受けてきました。その際、上記のような誤解や誤った情報をもとに進路選択をしているケースを多く見てきたのです。少しでも多くの人に経験者による正しい情報を送り届けたく、今回このサイトを立ち上げることにしました。少しでも多くの人に届くと嬉しいです。

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